おかしな日本の給料基準!高卒と大卒の給料の違いを調べてみた
企業によっては、今だに高卒と大卒で給料に差をつけるところがあります。
その差は笑って流せるぐらいの額ではなく、憤りさえおぼえるほどの額だったので、ここで紹介したいと思います。
厚生労働省が公開している「賃金構造基本統計調査」によると、以下のようになります。
例えば、20歳~24歳男性の平均年収は、
高卒201万円
大卒227万円
となっています。
この差は年齢を重ねるごとに大きくなっていき、特に50歳~54歳の間でピークになります。
高卒351万円
大卒533万円
その差182万円。
女性の場合もほぼ同じで、年齢を重ねるごとに差が大きくなっていくのが特徴です。
これは企業によっても違うので、一概にここまで差がでるとは言い切れないのですが、少なくとも高卒か大卒かというだけで、ここまで差がでるわけです。
高卒と大卒の給料の差を生涯年収で見た場合、より差が顕著に表れます。
例えば、20歳~64歳まで1つの会社に44年間勤めたとすると、生涯年収は以下のようになります。
高卒1億140万円
大卒1億4148万円
その差、4000万円!
いかがでしょう?新築一軒建ちますね(笑)
もはや冗談としか思えない差です。
仕事の能力が違うからこれだけ差が出るというのは納得いくのですが、特に能力は変わらず、むしろ高卒の自分の方が仕事はできると思っている人にとっては、この状況は、かなりきついんじゃないかなと思います。
大卒というだけで給料を高くするというは、会社側にとってなんのメリットがあるのでしょう。
給料の額は、仕事の能力によって決めるものであって、学歴が影響する企業の給料システムは、高卒で就職した人のモチベーションを下げる要因でしかないと思います。
そんな理不尽な会社はさっさと辞めて、純粋に仕事の能力で給料を決める会社に転職することをおすすめしますよ。
それでも今の仕事が好きという人は、働きながら大学に通うなどして、大卒資格を取得し、同じ土俵で仕事をすればいいんじゃないかなと思います。